COLUMN
No.7
建築に携わることで重要なこと 2004/10/02
建築に携わることで重要なことの一つに、メンテナンスがある。ある意味、「家を建てる」ことよりも「家を維持していくこと」のほうが重要だとも思っている。
「家を建てる」ということは、多くの人の人生の中で一大イベントであることは間違いないが、それで終わりではない。それよりも、その後数十年はローンを払い、子供を育て、来るべき老後の拠り所としてずーと存続していかないといけない。
しかしここ最近、修繕の依頼を受けて行ってみると、新築した工務店はすでにつぶれて、どこに依頼していいかわからず困っていたということが本当に多い。
私が依頼をうける仕事として、知り合いまたは知り合いの紹介で、というパターンがほとんどであるが、お施主さんのほとんどが設計や工事をどこに頼んでいいのか、信頼できる業者がわからないということでの依頼が多い。最低でも数十年は存在する建築に携わった者の責任として、その最後までを見届ける責任はあると思う。設計して終わり、工事して終わりはこちら側の勝手な考え方で、お施主さんはずーっとその建物を維持していかないといけないことを考えると、勝手に会社が潰れるのは無責任すぎる。
工務店の最も重要なことの一つが、お施主さんを路頭に迷わせないこと。電話一本で、すぐに飛んできてくれること。その安心感をずーっとお施主さんに持っていてもらえることが、建築に携わるものの一番大事なことだと思う。
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