COLUMN

No.8
「できる」と「できない」 2004/10/11

 大学時代、アルバイト先の友人たちといろんな話をしていたときに、文系の友人が「自分は数学ができないから○○にはなれない。」なんていう言葉を言うと、私は「本気でやろうとしないから、できないんだ。」ってよく口論になった。
 
  人それぞれの性格とか、向き不向きがあるとは思うけれど、私個人的には「自分にできないものは(たぶん)、ない」と自意識過剰気味に、思っている。 偉そうにそう思っているのではなく、自分の能力の可能性を、物事をやる前から、自分自身で「できない」と断定してしまうことが納得できないから。だから今でも、猛勉強さえすれば、数年かかってでも東大にも合格「できる」とも思っているし、弁護士にも「なれる」とも思っている。 ただ、今のところそれを「本気でやろうとは思わない」から、東大にも合格しないし、弁護士にもなれない。

 設計事務所時代の尊敬する大先輩(親子ほどの年齢差があるが)からはいろんなことを学んだけれど、その人が言っていた言葉で、とあるメーカーの担当者に「できないと言うけれども、やりたくないから「できない」のか、物理的に「できない」のかどっちだ!」。
 「できない」という言葉の裏側を掘り下げると、「時間的に」とか「コスト的に」とか「無駄だと思うから」、「やりたくないから」、「できない。」と、条件が付いて「できない」となる。じゃあ、その条件さえクリアできれば「できる」じゃないか。

 建築でも、「こうしたい」という明確な意思さえあれば、お施主さん、メーカーさん、職人さんと意見をぶつければできないことは、ほとんどない、と思っている。

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